※ 2020年「東山花灯路」は開催中止です
2020年3月6日~15日
点灯時間 18:00~21:30
場所 円山公園
■ 粟田大燈呂とは、京都東山区粟田口鍛冶町の粟田神社の粟田祭(10月)の風流灯籠。風流行列、夜渡り神事が行われます。青森県のねぶたのルーツとも言われ、現在は、からくり仕掛けがあり、動かせる物もあります。1832年以降、途絶えていましたが、2008年に、粟田神社の依頼で京都造形芸術大学教授が「粟田大燈呂プロジェクト」を組み、粟田神社の祭神などをモチーフに学生達と制作し、粟田大燈呂を復活させました。
★東山花灯路では、3月の期間中、円山公園に設置され、点灯されます。
2018年の粟田大燈呂
『海の三女神』
「日向大神宮に祀られている3人の女神をモチーフとしています。日本書紀などに記されるアマテラス(天照大神)とスサノオ(素戔男尊)の誓約の際に、スサノオの十拳剣から生まれた3人の女神。イチキシマヒメ(市杵島姫神)タギツヒメ(瑞津姫神)タゴリヒメ(田心姫神)。」海の女神、航海の女神として信仰されている宗像三女神です。
『能の小鍛冶と稲荷』
「国宝三日月宗近を始め、三条派や粟田口、五条など数多くの名刀、名工を生み出してきた粟田神社に存在する合槌稲荷神社。その中でも、小狐丸という刀の逸話は能の舞台にもなっております。狐と化した稲荷の神と共に、今、合槌を打たんと振りかぶったその様から粟田にまつわる様から刀達の歴史を表現しています。」
干支『戌』
「2018年の干支、戌は社会性に優れ、古くから人との関りが深くあります。大燈呂の犬もまた、老若男女から愛されるような、舌を出して微笑んでいるような表情をデザインしました。戌は安全、保護、防御を象徴しています。夜渡り神事が安全に執り行われるように願いを込めました。」
『導引地蔵』みちびきじぞう
「良恩寺に祀られているお地蔵さまです。かつて葬列がこの寺に立ち寄り、お地蔵さまの前で葬者に引導を渡していたことから、導引地蔵と呼ばれるですようになりました。背中合わせの天女さまは、お地蔵さまが導いた人々で、私たちを見守ってくれています。」
『蹴上・源義経』
「蹴上という地名は、源義経が奥州に赴く時、通りかかった平家の侍の馬が義経に泥を蹴り上げたことから諍いになり、義経が侍たちを切り捨てたことに由来します。義経と平家の馬を背中合わせにすることで対立を表しています。」
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場所「円山公園」
京都市東山区円山町463