2024年 京都三大祭「葵祭」日程
2024年5月15日(水)
葵祭「路頭の儀」
時代行列ルート
■ 午前 京都御所から下鴨神社へ
10:30 京都御所 出発 ー 堺町御門
11:00頃 丸太町通 ー 河原町通
11:40頃 下鴨神社 到着
■ 午後 下鴨神社から上賀茂神社へ
14:20 下鴨神社 出発 ー 下鴨本通
14:40頃 洛北高校前 ー 北大路通
14:55頃 北大路橋 ー 賀茂川堤
15:30頃 上賀茂神社 到着
✿乗尻(のりじり)
上賀茂の競べ馬の騎手
「葵祭」は正式名称を「賀茂祭」と言い、毎年5月15日に行われる上賀茂神社と下鴨神社の例祭です。
上賀茂神社の正式名を賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)、下鴨神社の正式名を賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)と言い、両社とも世界文化遺産に登録されています。
「葵祭」は、7月の「祇園祭」(日本三大祭・京都三大祭)、10月の「時代祭」と共に、京都三大祭の一つです。
✿検非違使(けびいし)
また、石清水祭、春日祭と共に日本三勅祭の一つで、平安時代以来、賀茂県主氏と朝廷の行事として行われていましたが、貴族が見物に来るようになり、貴族の祭となりました。
紫式部の「源氏物語」に、葵祭を見物に来た葵の上と六条御息所の車争いが起きた事件が書かれていますね。
「賀茂祭」が「葵祭」と呼ばれるようになったのは、江戸時代に祭が再興された際に、当日の内裏寝殿の御簾を始め、御所車、勅使、供奉者の衣冠などを賀茂神社の神紋の二葉葵に因んだ葵の葉で飾るようになったためと言われています。
✿馬寮使(めりょうつかい)
✿勅使(ちょくし)天皇の使い 近衛使(このえづかい)行列の最高位者
毎年、5月15日に「路頭の儀」と呼ばれる時代行列が行われます。
御所から下鴨神社、上賀茂神社へ8キロの道のりを約500人の平安貴族たちが巡行します。
✿風流傘(ふりゅうがさ)
◆本列
・乗尻(のりじり) 六衛府の衛士(えじ)が務めたとされる行列を先導する騎兵隊(上賀茂の競べ馬の騎手)
・検非違使志(けびいしのさかん) 警察司法を司る検非違使庁の役人 六位の武官 行列と社頭の警護
・検非違使尉(けびいしのじょう) 検非違使庁の役人 五位の判官 志(さかん)の上役で行列の警護の最高責任者
・山城使(やましろつかい) 山城介(やましろのすけ)山城国司の次官 五位の文官
・御幣櫃(ごへいびつ)
・内蔵寮史生(くらりょうのししょう) 御幣物を司る内蔵寮の七位の文官
・馬寮使(めりょうつかい) 走馬を司る佐馬允(さまのじょう)六位の武官
・牛車(ぎっしゃ)
・御馬(おうま)
・和琴(わごん)
・舞人(まいびと) 東遊(あずまあそび)を舞う武官
・陪従(べいじゅう) 雅楽を奏する武官
・内蔵使(くらづかい) 内蔵寮の次官
・勅使(ちょくし) 天皇の使い 近衛使 行列の最高位者
・牽馬(ひきうま)
・風流傘(ふりゅうがさ)など
✿陪従(べいじゅう)雅楽を奏する武官
◆斎王代列・女人列
・蔵人所陪従(くろうどどころべいじゅう)
・命婦(みょうぶ)
・女嬬(にょじゅ)
・斎王代(さいおうだい)
・童女(どうじょ)
・騎女(むなのりおんな)
・内侍(ないじ)
・女別当(おんなべっとう)
・采女(うねめ)
・牛車(ぎっしゃ)など
✿命婦(みょうぶ)高級女官
✿斎王代(さいおうだい)斎王は平安時代は未婚の内親王(ないしんのう)天皇の娘
✿騎女(むなのりおんな)斎王付きの巫女(みかんこ)
✿牛車(ぎっしゃ)
時代行列は上賀茂神社に15:30頃に到着しますが、17:45頃に「走馬の儀」が行われます。
「走馬の儀」の様子は次の記事でご紹介しています。
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「京都御所」(建礼門)
京都市上京区京都御苑
「下鴨神社」
京都市左京区下鴨泉水町59
「上賀茂神社」
京都市北区上賀茂本山339