「キロンボ」って何?
京都で毎年開催されている、イーリャの楽しいお祭り「キロンボ」をご存じですか?
「キロンボ」って、聞きなれない言葉ですが、ブラジルで話されているポルトガル語で「Quilombo」。
ブラジルの植民地時代に、アフリカからブラジルに連れてこられた黒人奴隷たちが逃亡して、自分たちの文化や家族意識に基づいたコミュニティー「キロンボ」を形成しました。
「キロンボ」は全ブラジルに広まって、農業や産業が営まれ、そこに逃げてきた白人や原住民たちも加わって、支配に対する自由な人々の拠り所へと発展していったそうです。
イーリャの楽しいお祭り「キロンボ」
このお祭りを主催しているのは、「イーリャ・ダス・タルタルーガス」。
ポルトガル語で「亀の島」。
京都外国語大学の学生とJAMバンド・ミステリーボックス、サンバを愛する社会人の混合チームです。
2004年の結成当時は、リオのサンバやサルバドールのサンバとレゲエを融合させた「サンバヘギ」のバテルア・太鼓隊でしたが、
その後、イレ・アイエの影響を受けて、黒人宗教音楽とサンバを融合をさせた「サンバ・アフロ」を取り入れ、
お祭り音楽としてのサンバ・アフロの魅力を発信しています。
巨大人形劇団「ジャイアント・ステップス」とコラボレーションパレード
イーリャ・ダス・タルタルーガスの音楽隊の行進に続いて、ジャイアント・ステップスの巨大なあやつり人形が登場します!
「ジャイアント・ステップス」のあやつり人形のパレードの様子は「前の記事」
京都「キロンボ」操り人形《ジャイアント・ステップス》と音楽隊
子供を中心としたワークショップのコラボレーションも。
「キロンボ」では、ライブペイント、ステージでのライブ、踊り、マルシェ、グルメ屋台などもあり、色々楽しめますよ♪