京都の「北野天満宮」は、学問の神様「菅原道真」をお祀りした天満宮の総本社として有名な神社ですね。
豊臣秀吉が築いた史跡「御土居」が残っている場所としても知られています。
境内の西の端に紙屋川が流れており、そこに「御土居」の土塁とお堀(紙屋川)があります。
当時は京都の町をお土居が囲み、御土居の中を「洛中」、御土居の外を「洛外」と呼びました。
御土居は普段は非公開ですが、2月から3月にかけて「梅苑」の一部として公開されています。
北野天満宮は京都の梅の名所でもあり、境内と梅苑を合わせて約50種類1500本。
「梅苑」は、参道西側の梅苑、境内西側、御土居の3つのエリアに分かれています。
こちらでは、例年の3月中頃の御土居の梅の様子をご紹介します。
紙屋川の上流に架かる赤い太鼓橋「鶯橋」
白梅と鶯橋
紙屋川の東側に、紅白のしだれ桜が咲いています。
御土居の上にある「茶室 梅交軒」と、展望所の赤い欄干が見えています。
御土居の上からの梅林の眺め
「茶室 梅交軒」
茶室の周りは展望所になっており、下の紙屋川沿いの梅林が見下ろせます。