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2024年 京都・嵐山「三船祭」日程
2024年5月19日（第3日曜日）
時間 14:00頃～15:15頃
※ 雨天決行（雨の状況により時間短縮の場合あり）
場所 嵐山・渡月橋の上流「大堰川」
主催 車折神社
後援 嵐山保勝会・嵐山通船
毎年、5月の第3日曜日に嵐山、渡月橋の上流、大堰川で、車折神社の例祭の延長神事「三船祭」が行われます。
コロナ禍では中止となっていましたが、昨年から4年ぶりに、行列を取りやめるなど行事を縮小して再開されました。
「三船祭」は、平安時代に天皇が漢詩、和歌、管弦に秀でた貴族たちを3隻の船に乗せて船遊びをしたことに由来し、平安王朝の優雅な船遊びを再現しています。
大鏡の「三船の才」に、藤原道長が行った船遊びで、藤原公任はどの才能にも秀でており、道長にどの船に乗るか尋ねられ和歌の船に乗ったが、漢詩の船に乗ればもっと名声が上がっただろうと悔しがったというエピソードが書かれていますね。
「三船祭」の3隻は、御座船、龍頭船、鷁首（げきす）船です。
御座船は車折神社の御祭神「清原頼業」（よりなり）の御分霊が座す船。
「枕草子」を書いた清原氏の清少納言が「清少納言社」に祀られていて、御座船で扇流しの奉納をされます。
今回ご紹介したのは、コロナ以前に撮影した写真ですが、昨年再開されてからは、清少納言の代わりに「車折神社芸能文化振興会」の総裁に就任された女優の観月ありささんが乗船されて、お祭りの内容も少し様変わりしたようです。
昨年は芸能人である観月ありささんのために、突然、撮影全面禁止というアナウンスが流れて混乱もあったようですね。
車折神社のホームページの「三船祭」の案内を拝見すると、令和5年は観月ありささんの記載がありましたが、令和6年は観月ありささんの記載がなかったので、昨年はコロナ明けの再開のため、特別に観月ありささんが清少納言の代わりに乗船されたのかと思っていました。
今年も清少納言ではなく観月ありささんが乗船されたということで、今後もそのような予定なのかもしれませんが。
三船祭の最大の見所の主役の「扇流し」の写真も撮影できなくなったのは、少し残念な気がします。
観月ありささんはお着物で参加しておられましたが、以前の主役で写真撮影が可能だった十二単の平安貴族の女性、「清少納言社」にお祀りされている麗しい清少納言も今まで通り再登場されることを願っております。
以前は、12:30頃に嵐山公園の中之島からお祭りが始まり、行列が渡月橋を渡って乗船場のある川原で献茶式が行われていました。
これまでの清少納言は十二単に垂髪（すべらかし）のような鬘を被っておられましたが、こちらの清少納言はきれいな地毛でいらっしゃいますね。
美しすぎる清少納言に感動して「三船祭」の写真ブログも作っています。
献茶式は今後、再開されるかどうか分かりませんが、以前の献茶式の様子です。
お点前は千葉宗立宗匠。
次の記事で、龍頭船の雅楽・舞楽、鷁首船の今様をご紹介します。
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