京都・宇治の「萬福寺」で開催されている「黄檗ランタンフェスティバル」の続きです。
萬福寺の基本情報は上の記事をご覧ください。
これまで、きれいなお庭のようなランタン、中国らしい華やかなランタン、仏教にまつわるランタンとご紹介してきましたが、今回は、日本でもよく知られている西遊記の孫悟空にまつわるランタンをご紹介します。
撮影した写真と一緒に、萬福寺や観光案内所などで配布されているチラシやパンフレットのランタンの説明などもお伝えしています。
★ 桃源郷
「中国の魏晋南北朝時代の文学者、陶淵明(とうえんめい)が「桃花源記」に桃源郷を描いています。その世界は俗界(人間界)と離れて、桃林に囲まれた平和で豊かな別世界と考えられています。仏教でも桃のモチーフがよく見られ、「蟠桃(ばんとう)」は北欧神話に登場する黄金の林檎と同じように神々の不老不死の源とされます。
開山堂の門の前に桃源郷の桃のランタンがあります。
★ 蟠桃会の孫悟空(ばんとうえのそんごくう)
「開山堂の前に『桃源郷』を見に行く途中、まずは孫悟空の如意金箍棒(にょいきんこぼう)を通ります。中国の『四大名著』のひとつ、『西遊記』に記述があります。果樹園の管理人に任命された孫悟空が揺池金母(ようちきんぼ)の蟠桃会に自分だけ招かれなかったことを恨み、蟠桃園の桃を盗み食い、会場を無茶苦茶にしました。その後、罰として彼は人間界に追放されたが、『三蔵法師』を補佐して幾多の苦難を乗り越え、インドの天竺から仏教の経典を持ち帰りました。」
開山堂に続く参道の両脇に、孫悟空の如意金箍棒のランタンがあります。
進んで行くと、左に勇ましい孫悟空、右に桃を手にした猿、奥に桃源郷が見えてきます。
こちらの猿が蟠桃園の桃を盗み食いした孫悟空でしょうか。
如意金箍棒を手にして飛び上がる勇ましい孫悟空です。
その他にも、境内に色々なランタンがありました。
こちらは漢字の札のようなランタン。
こちらはかわいいねずみさんのランタンです。
京都「黄檗山 萬福寺」ランタンフェスティバル
開催期間 2023年10月8日(日)~2023年12月10日(日)
営業時間 17:00~21:00(最終入場 20:30)
開催場所 黄檗山「萬福寺」
入場料
*当日券 大人 1500円 学生 1000円 中高生 500円 小学生以下 無料
*前売券(セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン・ミニストップ)
大人 1300円 学生 800円 中高生 400円
※ 学生は入場時、学生証提示
※ 小学生以下は保護者同伴
「黄檗山 萬福寺」
京都府宇治市五ケ庄三番割34
TELL 0774-32-3900
アクセス
JR奈良線「黄檗駅」・京阪宇治線「黄檗駅」下車 徒歩5分
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