京都の北野天満宮は梅の名所として知られ、2月初めから3月下旬頃まで、「梅苑」(茶菓子付き 1000円)が開園されます。
梅苑は「境内の西側、梅苑、お土居」の3つのエリアに分かれており、こちらでは2月下旬頃のお土居の様子をご紹介します。
お土居は、豊臣秀吉が京都の町を囲むように築いた土塁です。
台形の土塁と、一部、川や池、沼などを利用した堀からなり、土塁の内側を「洛中」、外側を「洛外」と呼びました。
こちらの北野天満宮では、境内の西の端に「紙屋川」が流れていて、そこがお土居の堀になっています。
「お土居」は、普段は非公開ですが、「梅苑、青紅葉、紅葉」の時期に特別公開されています。
紙屋川の上流に、「鶯橋」と呼ばれる赤い太鼓橋が架かっています。
橋から下流を眺めた景色
紙屋川の東側に、しだれ梅が咲いています。
しだれ梅は、普通の梅に比べて、例年、少し遅い開花となります。
下流には、梅園のように多くの紅白の梅が咲いていました。