大根炊き(だいこだき)は京都の冬の風物詩で、お寺や神社で無病息災や厄除け、健康増進などを祈願して行われます。
師走の風物詩とも呼ばれ、12月に行われるお寺が多いですが、11月、1月、2月に行われるお寺や神社もあります。
世界遺産「上賀茂神社」では、お正月に「大根炊き」が行われます。
お正月の三が日に、「大根炊き」と「ぜんざい」がいただけるので、1月3日の午前中に初詣に行って来ました。
京都駅から9系統の「西賀茂車庫行き」のバスに乗ったのですが、バスは思いのほか空いていました。
京都の街中は混雑していたり、バスも行先によっては朝から満員になったりしますが、「お正月の3日目の午前中、京都駅からバス、行き先が上賀茂神社」というのが良かったのかもしれません。
「上賀茂御薗橋」のバス停で降りて、11時半頃に上賀茂神社に着きました。
一の鳥居から二の鳥居の近くまで進んで行くと、「厄よけ 大根炊き」「厄よけぜんざい」のテントがあります。
大根炊きとぜんざいは、なくなり次第終了ということで、いつ売り切れになるか分からないので、先にいただくことにしました。
まだ長い行列はできていなかったので、すぐに購入できました。
テントの前に大鍋が2つ設置されています。
木蓋がしてあり、大鍋の中の大根炊きは撮れませんでした。
テントの向かいの広い芝生に、赤い毛氈が掛けられた床几台がいくつも並べられているので、そちらに座っていただきます。
お昼過ぎに写真を撮った時には行列ができていました。
「無病息災・厄よけ祈願」
厄よけ 大根炊き(500円)
大根が3個とがんもどきが1個とおつゆ(おだし)が入っています。
厚切りの大根がほっこりと軟らかく炊かれ、肉厚のがんもどきと一緒にお醤油とお出汁でよく煮含められています。
お寺や神社によって大根炊きのお味は異なるのですが、こちらの大根炊きはお出汁がよく効いていてとても美味しいです。
周りで2杯目や持ち帰り用にも買って行かれる方がいらっしゃるのも納得の美味しさでした。
厄よけ ぜんざい(500円)
小豆は少なめで汁が多めのぜんざいです。
もちもちした白玉とぜんざいの甘さがよく合って、美味しくいただきました。
食べ終わる頃には、ぜんざいは売り切れてしまいました。
1日、2日の状況はよく分かりませんが、3日はお昼頃に売り切れてしまったので、午前中、できれば早めに購入されることをお勧めします。
下の記事で「上賀茂神社」の基本情報、辰年の大絵馬「昇り龍・降り龍」や細殿前の立砂などをご紹介しています。
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「上賀茂神社」
京都市北区賀茂本山339
アクセス
JR京都駅より市バス
・「9系統」(西賀茂車庫行き)に乗車「上賀茂御薗橋」下車 徒歩5分
・「4系統」(上賀茂神社行き)に乗車「上賀茂神社前」下車すぐ
※ お正月は「上賀茂神社前」バス停はありませんでした。
京都駅のバス乗り場の案内板を見ると4系統と9系統は乗り場が違い、バス乗り場の案内をされていた方に伺うと「今日は4系統は動いてないので9系統です」と、9系統の乗り場を案内されました。