京都「賀茂別雷神社」(かもわけいかづちじんじゃ)通称「上賀茂神社」
ユネスコ世界文化遺産
御祭神 賀茂別雷大神(かもわけいかづちおおかみ)
御神体 神山(こうやま)
御神紋 二葉葵
御神徳 厄除 方除 開運 八方除 雷除 災難除 必勝 電器産業守護
社格 式内社 山城国一宮 二十二社 旧官幣退社 勅祭社
創建 伝・天武天皇6年(677年)
例祭 賀茂祭(葵祭)京都三大祭の一つ
上賀茂神社の初詣の様子をご紹介していきます。
「賀茂大社」の社号標の横の「大鳥居」をくぐって、一の鳥居へ向かいます。
大鳥居から参道に、御神紋の二葉葵と「上賀茂神社 開運 招福 初詣」と書かれた紅白の幟が立てられています。
「一の鳥居」
一の鳥居から真っすぐ進んで行くと、二の鳥居の手前の左手に「神馬舎」があります。
お正月の三が日は、白い神馬(しんめ)が出社されています。
右手には「大根炊き」と「ぜんざい」のお店が出ていました。
「二の鳥居」
二の鳥居をくぐると、縄の円錐がいくつも立っていて、おみくじが結んであります。
一見、雪吊のような形に見えますが、次にご紹介する「立砂」のように、上賀茂神社の御神体の神山(こうやま)を象っているのかもしれません。
奥の正面に、重要文化財の「細殿」(ほそどの)があります。
「細殿」の前に、一対の「立砂」があります。
「立砂」(たてずな)の由緒
立砂は盛砂とも云い、「たつ」とは神様のご出現に由来した言葉であり、神代の昔に御祭神・賀茂別雷神が最初に降臨された、本殿の北北西2㎞奥にある円錐形の美しい形の神山(こうやま)に因んだもので、一種の神籬(ひもろぎ)・神様が降りられる憑代(よりしろ)である。鬼門・裏鬼門にお砂を撒き清める風習は此の立砂の信仰が起源で、「清めのお砂」の始まりである。
立砂の頂に、左に3葉、右に2葉の松葉が立てられています。
細殿の両側に2つの「大絵馬」が掛けられています。
2024年は辰年なので「昇り龍」と「降り龍」の一対の大絵馬です。
左側は「昇り龍」。
右側は「降り龍」(くだりりゅう)。
昇り龍は運気などが上昇するようなイメージがありますが、降り龍はどんな意味があるのでしょう。
調べてみると、「降り龍は天から地上に降臨して地上の守り神となり、願いを叶えたり、幸福をもたらす」という説がありました。
「手水舎」 橘手水
「楼門」(重要文化財)
「中門」(重要文化財)
楼門をくぐると、右手に大きな破魔矢があります。
普段は中門の中に入れませんが、1月5日まで中門に入って本殿に参拝します。
中門の頭上に「宝船」が吊るされていて、この下をくぐると良い年になると言われています。
次の記事で「大根炊き・ぜんざい」についてご紹介しています。
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「上賀茂神社」
京都市北区賀茂本山339
アクセス
JR京都駅より市バス
・「9系統」(西賀茂車庫行き)に乗車「上賀茂御薗橋」下車 徒歩5分
・「4系統」(上賀茂神社行き)に乗車「上賀茂神社前」下車すぐ
※ お正月は「上賀茂神社前」バス停はありませんでした。